イラストってほんとにすごい
ところで今月出たこの本ですけど、
自分でぱらぱら読み返してみて、何かわたしは、すごくすごく塩田が好きで、見てるとキュンキュンして止まらなくて、あれわたし自分のキャラに萌えるなんて滅多にないのに(滅多にというか対象がひとりしかいない)どうしちゃったの!
とびっくりしてよくよく考えてみたら、あれだ、わたしが萌えてるのってイラストがついてるとこだ。
塩田のキャラってより、前田ともさんの描かれる絵にメロメロしていたようでした。
ああなるほど。
塩田かっこいいなあ、よかったなあこんなかっこうよく描いてもらえて。
酒瓶ひっくり返してるページがすごい好きです。あとバット持ってるとこ。
あと表紙も大好き。ていうか何もかも好き。
ほんと小説家になって何がよかったって、自分の話に、自分じゃイメージしようのない、でもイメージぴったりだと感じるようなイラストをつけてもらえることだと思います。
たまに、自分の部屋に監視カメラついてたらどうしようって不安になることがある。自分の本見てニヤニヤしてんの。バッカみたい。でも仕方ない。
嬉しくて、本屋さんに並んでるのを、「ただの買い物客の気分でこの本の表紙やイラストを見たらどんな印象だろう……あーやっぱかわいー!」とかやってる辺り、頭が可哀想な人としか思えない。
↑こんなこと黙ってりゃ誰にもわかんないんですけどね。
そういえば何かこういうことをたまにやる。たとえば自分のサイトを「初めて訪問してみた人の気持ちになって」眺めてみたり、友達のサイトや本を「全然この人のことを知らない人の気分になって見てみる」、何度も見たアニメを「この回から初めて見た人の気持ちになって見てみる」行き慣れた場所を「初めてここに来た人の気分になって眺めてみる」みたいなことを。
別に客観的に見た方がいいものを作れるとか、そういう立派なことじゃなくて、単なる癖みたいな感じなんですが。
ライブ会場とかでも、みんながステージに夢中になってる時、ふと振り向いたり辺りを見回して、急に「余所の人」の気分になって眺めたりしてしまう。変な癖だな〜と思うんですけど。
そしてそういう気分で何かしたからといって、特に何が変わるわけでもないし、何かに役立つわけでもないので、まったくの無駄なんですが。
でも何か楽しいの。変なの。