妖怪赤目人間

眼球の血管が切れて中に血が広がり、今左の白目が赤い絵の具を流し込んだみたいになっとる。我ながら気色悪いです。
目ネタが苦手なので、鏡を見るたびぎょっとしてへこむ。わたしを見る人もぎょっとしているので申し訳ない気分になる。
ぶつけたわけじゃないし、痛みもないし放っておこうと思ったんですが、夜中なんとなく気になって左目の方を意識して視線をやったら、大きな白い影がもわもわ動いていて、あらまあこれただの内出血じゃなくて何かの病気かしら! と一瞬狼狽して、その白い影に集中してみたら、

ぺもた先生がまた脱走しておられました。

おまえかよ!!
夜中にまた捕物帖。逃げるぺもた、追うわたし、それにしても脱走中のぺもたは生き生きしてかわいいなあ。

このかわいさをお裾分けするため先生のお姿をみなさんにも見せてくれます。去年のだけど。ぷくーっとしとる。
しかし、最近ずっと早寝だったのにこの日は眠れなくて夜中まで起きていて、たまたま目が気になってそっちを見たから気づけたので、別の日に脱走されたらまた大変なことになったやもしれぬ。このタイミングでよかった…。

で、赤目人間になった次の日、ちょうどコンタクトレンズの定期検診のため眼科に行ったんですが、検査の人に「その左目は何ですか?」と聞かれた。何ですかて。「昨日からなっちゃったんだけど何でもありません」と答えた自分もよくわからない。
原因に心当たりはあったんだけど、説明するのが面倒くさかったんだ…。

久し振りに視力測ったら、またちょっとよくなってた。嬉しいなあ。でも何でコンタクトの度数があがったのか理屈がいまいちわかりません。
今まで安いレンズ使ってたんだけど、どうにも目が乾くので別のに替えたら快適です。聞いたら、自分が今まで使ってたのは全部のメーカーで一番乾きやすいそうな。
やっぱりお値段なりってことなんだなあ。商品名言ったら「ああ…」って微妙な笑いをこぼされた。

そしてめがねも替えた方がいいと言われた。軽いふちなしめがねを使ってるんですが、軽すぎてすぐ歪んじゃう。
もうちょっと丈夫なのに替えたとして、しかし柱にぶつかる癖を直さないと結局めがねは歪むことになるのではあるまいか。
ものの位置が自分の把握した場所と実際違っているというのは、視力が悪いせいなんでしょうか、頭が悪いせいなんでしょうか。