呪文のように

ねこの中味はビーズ
いぬの中味はおがくず

頭を離れないフレーズ
私の中味はなんだろう。脂肪か。脂肪だな。

電車に乗るためホームで待っていたら、向かいのホームで、ちいちゃい(二歳くらいかなあ)女の子がレールの方を覗き込もうとしていた。
あぶないなあ、と思ってハラハラ眺めていたら、近くにいた、おばあちゃんなのか母親なのか微妙な年頃のおばさんがやってきて、出し抜けに幼女の腕を掴むと、ホームの端の方に引っ張って落とそうとしていた。
こっちがものすごくびっくりしている間に、ばあさんは二、三度ホームの下に落とそうとしてから、今度は黄色い線の上に引っ張って、その線を指さしていた。
多分落ちたら危ないというのを、体で覚えさせようとしていたんでしょうが、犬のしつけじゃないんだからよ。
幼女は目を見ひらいてぺたんと黄色い線の上にへたり込んで、ぼーっと、ばあさんのことを見上げていた。
その様子に気づいたのか、女の子より少し年上っぽい男の子が走ってきて、慌てたように彼女を後ろから抱き締めて立たせようとすると、女の子は急に我に返ったふうに、大声でわあわあ泣き出した。
多分男の子は幼女のお兄ちゃんで、ばあさんの所行に呆気に取られていたのが、お兄ちゃんに助けられて安心したせいで自分を取り戻し、やっと泣けた…みたいな感じだったと思うんですが。
ばあさんは何を思ったか、「妹を泣かせるな!」って感じにお兄ちゃんを怒鳴りつけ、汚いものに触るように妹の体からお兄ちゃんの手を払いのけた。

何となく、この兄妹の行く末を思ってボーッとしてしまった。せめてあのばあさんが、母親でなくて、たまに会う祖母ならいいな…。

電車に乗って秋葉原に行ってきた。お昼頃急に実家から電話が掛かってきて、これから秋葉原に行くんだけど、ご飯でも食べようと言われて、唐突に出かけることになりました。
わたしは秋葉原が大好きでな。あそこは夢の国でな。さすがに覚えていませんが、母親曰く「赤ちゃんの頃から自分の庭のように通っていた」ほどでな。
昨今の町の変貌ぶりには腰を抜かしそうになっております。
通学路の道を一本逸れれば家に帰り着かない方向音痴の遺伝子を持って生まれた身ながら(素子姫かよと)、秋葉原だけは迷わない自信があったんですが、もう駅前からしてどこがどうなってんだかわからんことになってしまった。ああん。
ゲーム屋の壁に貼られたタイトルのすべてがエロゲだったことにびっくりして、思わず一緒に歩いていた親に告げるも、そう言えばそれが全部エロゲだとわかっちゃうのはダメだなと思いました。
父親に、「おまえもああいうのを書けばもっと売れるんじゃないか」と言われたんですが、誰か上手い切り返し方法を教えてください。とりあえず「わたしが書いているものとは同じ乗り物でも飛行機と電車くらいジャンルが違う」と説明しましたが、何かもっとこう…。
まあいいや。

実家の庭で採れたというゴーヤーをもらいました。

へー、普通のおうちでもゴーヤーって普通に採れるもんなんだなあ。夏の間の日除けに育てていたそうです。
とりあえず塩ゆでしておかかと醤油でいただく。苦くもなく、おいしゅうございました。これ、チーズ入れたら美味しくならないかな。と思ってチーズ買ってきた。後で試してみよう。
ぺもたにあげても大丈夫なのかしら…。

日常あれこれ

Posted by eleki