とことんプレッシャーに弱い

2018年11月17日

大腸がん検診の話なので、ごはん中の人などはあとで読んだ方がよい。

入院中、5日ほど水も禁止で点滴だけで生きていて、退院後もソロソロと慣らし運転的にやわらかいものからちょっとずつ食べるようにしていたら、まあ当然ですがお通じが滞るわけです。
どちらかというとしょっちゅう下りがちで、元気な時でも元気なものが一日数回出たりするタイプなんですが、生まれて初めて便秘らしきものになった。
単に出ないだけかと思ってたけど、うすぼんやりと気分の悪いものなんですね…。
出過ぎるのと出なさすぎるのだったらどっちがマシなんだろうか。
どっちも嫌か。

で、退院後に徐々に通常食に戻して、一週間もしたら、まあぼちぼち腹具合も元に戻ってきたかしら…と思っていたんですが。
その矢先に、入院前予約しておいた大腸がん検診があって、「検査当日までの三日間で二回採取する」というイベントが発生したんです。
そしたら出ない。
びっくりするほど出ない。

私は本当におなかが弱くてよく内科や胃腸科のお世話になるのですが、ひどい状態の時に行くものだから、病院の検査の時っていつもダイレクト採取なんですよね。
自分で取らずに、お医者さんが取ってくれるんです。
ぐりっと。何か棒状のもので。

がん検診は毎年予約取りはぐっていて、今年初めてやるので、自分で取るのが百年ぶりくらいで、それがものすごいプレッシャーなんですよ。
送られてきた採取キットには、トイレに敷く用の紙がついてたんですが、その紙が二枚しかない。
しかも「直前に敷くように」と書いてある。

うまく取れなかったらどうしよう…というプレッシャーで、まったくトイレの音沙汰がなくなってしまった。
「とりあえず座って、俯いているといい」という情報を得たのでそのようにしてみたんですが、お尻が寒いだけでした。

結局検査当日まで沙汰無しで、どうしよう、別の日に予約を取り直した方がいいのかな…と改めて説明表を見たら、「二回取れなんだ時は、特に連絡なく別の日に持ってくればよい」と書いてあるではないか。

なーーーーーーーんだ、

と思った瞬間、トイレに行きたくなった…。
何なんだ私のおなかは。というか私の脳は。
一回だけ取れたので、とりあえず一回分だけ持って保健センターに行ったら、「一回分だけでもいいよ」とのことなので、提出して帰ってきた。

三日間何をどうやってもダメだったのに、今はまったくもって通常運転です。
むしろ、おなかが元気になりそうなものを意識して取っていたせいで、大変なことになってしまいました。
私は本当はものすごく健康なんだろうなって、いつもながら思いました。

そういえばトイレに敷く用の紙は、結局一枚無駄にしてしまって、足りなくなったらどうしようというのもプレッシャーだったんですが（というかそれが一番重圧だった気がする）、Amazonで売ってるのな…。
来年はあらかじめAmazonで買っておこう。

こんなやつ。
私がもらったのは「トレールペーパー」っていうやつだった。
水解紙って言うんだな。

市の健康診断って、実は今年何もかも初めてなんだけど、すごく安いんですね。無料の検査もあるし。
どうしてこれまで一度もやってこなかったかっていうと、持病があって三ヵ月に一度検査するのと、それ以外にも大体年に二回くらい体調を崩して、いろんな病院で診察してもらうため、わざわざ検査を申し込む必要ないからです…。
今年は低空飛行ながらもどこが悪いということもなく、持病以外で診察や詳しい検査をする機会がなかった。
ので、急に思い立ってちゃんと市のサービスも利用してみて、ぼちぼち結果が出てきたんですが、結局は健康診断で問題があったところ以外の理由で入院するし、歯科検診してもらって問題なしって言われたのに歯科を変えたらいろいろ不具合が発見されるし、最終的に「やっぱり別にわざわざ市の診断なんかしなくていいんじゃないの…」という気分になってしまった。
もしかしてこれは健康な人が受けるサービスなんじゃないかしら。

そういえば前回手術入院した時も、結構な金額のかかる精密検査の後に「今は手術するほどではない」ってかかりつけ医に言われたあと、具合が悪くなって救急で病院行ったら「即手術です」って言われたんだった。
検査結果の入ったデータを救急の時に持って行ったら、「改めて検査するから」って受け取ってももらえなかったし。
検査って本当に必要なんだろうか。いや必要なんだろうけど。私がタイミング悪いだけなんだろうけど。
個人事業主なので自分の体調が即仕事に左右されるから、なるべく計画的に手術とか入院とかしたいのに、全然予定が立たなくて切ない。
健康になりてぇなあ！

サムネが検便紙になるのも何なので、かわいいネコチャンの写真を貼っておきますね。