「プラモデル」のはじまりは静岡から

久能山東照宮の旅行記に書き忘れたけど、境内の途中にガンダムがいた。

その時はゆっくり見る時間がなかったので写真だけ撮っておいたんだけど、あとで説明書きを見たら、

静岡には『ガンダム』のプラモデルで有名なバンダイの工場をはじめ、青島文化教材社、タミヤ、ハセガワ、フジミ模型といった世界的に名を知られている模型メーカーがあります。
その歴史を遡ると、徳川家康光が崇敬された静岡浅間神社の修復や、久能山東照宮の造営に際し、日本各地から優秀な職人が集められた事につながります。
職人たちは工事が終わった後も温暖で風光明媚かつ、最大12万人の京、大阪、江戸に匹敵する大都市の駿府に残り、雛人形や竹細工などの木工製品の制作に携わりました。
この技術が昭和に入り、木製の教育玩具や学習教材を生み出し、戦後の木製模型、プラスチック模型の発展につながったのです。

へー!

今日のオタクの楽しみも遡れば家康公に辿りつくのか、と思うと面白かった。

刀の歴史も人の歴史というか戦の歴史にもなるので、ああ、この時代にこの場所でこの形の刀が多く作られたのはそういうことか、とつながっていくのが面白いです。

この長さの脇差は武家諸法度で定められる前のものだから、このあたりの時代に作られたもの、とか。某将軍が好きだった形だから、この刀を見たらこの時代に作られたものだとわかる、とか。
この時代で突然備前ものが散らばったのはこういう事件があったからか、とか。

現存しているものや、復元されたもの、その全部が元々それを作った人、環境、状況から繋がっているんだとわかっていく感覚が、本当に楽しく…。

何でこの楽しさを学生時代に知らなかったのかとしんなりする。
勉強はいつから始めても遅くないと思っているけど、勉強だけしてて起こられないという黄金時代をボケーッとすごしてしまったかなしみ…うちの高校、そもそも日本史が存在してなかったけど…。

関ヶ原以降で刀の形も変わっていくので、家康公は大事なキーパーソンですね。
前に東照宮に行った時と今回で家康に対する気持ちもずいぶん変わったので、それもまたおもしろいなあと自分で思いました。

日常あれこれ

Posted by eleki