最高の学園まんが・高松美咲「スキップとローファー」

岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!

2月頭に買ったやつ。これはたしかAmazonのおすすめに出ていたのを見て買ったような。
私が若干苦手な「田舎者の勘違い系」っぽいあらすじなので、三秒くらいは迷ったんだけど、絵と雰囲気が気になって「買っておけ」と私のゴーストが囁くので購入。

前述のとおり、田舎暮らしの物を知らない子が都会で何となく小馬鹿にされる…というシチュエーションが死ぬほど苦手で、実際最初の頃はそういう空気を感じ取って不安だったんですが、読み進めるうちにどんどんみつみも周りの子たちも大好きになっていった。

みつみはやっぱり勘違い系の女の子だったけど、誰一人として無神経な子がおらず、「田舎者を笑う子」「そういう子に興味を持つイケメン」「孤立している美人」とか一見テンプレにも思えそうなキャラクターの配置なのに、個々の存在感というか言動に説得力があって、「そう立ち位置のために作られたキャラクター」は出てこない。

トゲトゲしてる子が出てきても、そういう言動に到る理由がすとんと理解できて、嫌いになれない。というかむしろ愛しい。
みんながみんなまっとうで優しくて、ちょっと意地悪でもその意地悪さに嘘がなくて気持ちいい。

志摩くんは表紙の絵からしてのほほん系男子かと思っていたんですが割と闇を持っていて、そこも意外でよかったなあ。志摩くんの友達もこれから出てきてほしい。

で、2巻のあの階段のシーンはもう二〇回くらい繰り返し見ている…なんか、もう、もう、もう、転げ回ってしまうよ。
あそこは志摩くんの本音からの流れで、みつみちゃんのやらかしと強情で、すごくハラハラしていたんだけど、本当に気持ちのいいところにスポンと二人の関係がはまりこんで、恥ずかしながらガチ泣きしてしまった。泣くところでもなかったんだろうが。
二人とも愛しい。愛しい以外の言葉が出てこねえ…。

最近読んだ少女漫画(たぶん)の最高峰シーンは「ブスに花束を」の花ちゃんの「私ブスだからぁ」とうぐちゃんの「あんたとはもっと仲がいいつもりだったのに」だと思っているんですが、それに並ぶ名シーンが出てしまった…。
ちなみにちょっと昔の少女漫画の最高峰シーンは「君に届け」でさわことあやねちゃんとちづちゃんがトイレで仲直りするシーンです。
※言うまでもなく私の好みで決めたシーンです

学園もの、優しくてキュンキュンするものが読みたい人には超絶おすすめです。好き!

唯一残念なのは、電子で買うと表紙裏表紙がせっかくひとまとまりになっているのに、表紙しか見えないところですね…表紙から作品が始まっている系の漫画だと思うので、どうか裏表紙も見られるようにしておくれ。

感想書きたいなって思ってるうちに三巻も出てしまって三巻も最高だったよ。

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