観た映画備忘録「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」「ウエスト・サイド・ストーリー」

映画

ちゃんとブログに記録するの久々だな。
ここ二年はコロナのあれでほとんど映画館に行けてないのですが、去年はシン・エヴァンゲリオンと呪術廻戦0は観ました。全部アニメか!
で、最近観たやつ↓

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

20年くらい前のスパイダーマンのシリーズは3作とも観てたはずなんですがほとんど覚えてない…20年だしな…グリーンマンがデフォーだったことと息子が伊藤英明だったことしか覚えてない。
あとドクター・ストレンジは観てたんですが先生あんな偉い感じになってたんか。
前情報も何もなく、「昔スパイダーマン観て何かおもしろかった気がする」程度の軽い気持ちで行ったんですが、とてもとてもとてもおもしろかったです。語彙よ。
とにかくハチャメチャに元気が出た。
ラストもすごくよかったです、「こっちにいっちゃったら興ざめだな…」というところを綺麗に回避して好みの方向性でまとまっていて最高。

スパイダーマンがアベンジャーズと一緒に戦ったことがあると主張していたので、もしかして前にそういう映画もあるのか? 探して観てみたいです。アマプラにあってくれ。

そもそものネタがわかってないので何を書いたらネタバレになるのかわからないというか、何を書いてもネタバレになりそうな匂いは感じるので(上映からだいぶたつので平気だと思うけど)、観に行きたいな~ってちょっとでも思った人はぜひ映画館で観た方がいいよと言っておきます。かっこよかったから。
私も観に行こう観に行こうと思ったまま日程的に厳しくて見送り続けていたんですが、まだ行ける範囲の劇場で上映しててよかったです。もう一回行きたい気がするけど体力が持つかなこれ。

ウエスト・サイド・ストーリー

これも50年くらい前の映画版は観た。多分TVとかでちょいちょい観てたと思うんですが、三年くらい前に初めてちゃんと全部観たから記憶が結構新しい気がする。

言うまでもなく歌と踊りのすばらしい作品なんですが、今回もまたすばらしかったですね…。
マリアの歌声がもう天使過ぎていつまでも聴いていたかった。
そしてアニータのダンスのすさまじさよ!
もうずーっとニコニコしながら観ていて、マスクあってよかったな、人に観られたら恥ずかしいなってくらい全開の笑顔で観ていました途中までは。
最後の方はまあロミオとジュリエットなので笑っている状況じゃなくなるわけですが、今回もまたつくづく私は沙翁まぢ無理許してってなりました。
どんな翻案でもダメなんだよな~、メタルマクベス観たあと四日くらい寝込んだ記憶ですわ。
歌と踊りは永遠に堪能したいけど話が致命的に嫌なので観られない。悲劇が嫌っていうわけじゃなくてシェイクスピアが無理なのが不思議というか悲しい、嫌なのに当然ながらかなりの数舞台もやって好きな役者さんが出るので観に行っては「無理……」ってなってしまう。
今回も「もう諦めたら?」と思いつつ観てしまいました。だってダンスが見たかったんだ。

でも本当にマリアの歌声は素敵で、表情も演技もすごく可愛らしくて、観に行って後悔したかというとデメリット:沙翁差し引いてもよかったなと思います。
アニータの踊りも。前作よりもさらにキレッキレで、強さもマシマシだった気がする。ダンスシーンの演出も派手で明るくて好きでした。
改変されてたところですごくよかった! ってなったのは、決闘前に両陣営+トニー+マリアの対比的な歌が交わるところと、兄の悲劇の後にマリアの職場ダンスがあったかな~、あの辺の演出はすごくしびれました。ひどいことが起こるのはわかってるし、起こったのはわかっているのに、だからこその希望やときめきがひどい。スピルバーグは闇の腐女子か。いや腐でも女子でもないけど。

以下ひっかかったところの羅列なのでちょっと伏せ気味に。
何の問題もなく楽しかったって人と、旧作知らんって方は見ない方がいいかも。
 

 

かわいいネコチャン挟んどくわ。

前作のアニータが今回ドクの奥さん(未亡人)として出てたのがおもしろいなと思いました、何がおもしろいって、さすがに同じ人だとパッと見でわからなかったんだけど(50年前だし)、女優さんの存在感に加えて、『敢えてドクからドクの奥さんに変更した感じ』、有り体に言えば無無理矢理配置した雰囲気がものすごかったので「きっと何かしらの思惑が働いた配役なのだろう」というのが一目でわかったところです。多分前の劇場版に出てた人なんだろうなと思っていたら本当にそうだった。
ドクからバレンティナに変わったことでメッセージ性が強くなり、というか全体的に、こう、「おまえらに! 伝えたいことがありまーす!!」みたいな意志主張が前に出ていて、物語としては個人的な好みから完全に外れてしまったんですが(元から沙翁が無理という以上に)、旧作をまんまなぞるんじゃ作る意味もないだろうし、50年経ってモラルとかコンプラとかあれこれブラッシュアップさせなくちゃいけなくてこうなったんだろうなあ、というのはすごくよくわかる。
ただ、わかるからこそ、旧作に今の価値観をねじ込んだことに対する息苦しさもものすごくて、元々が人種の問題が根っこにある作品だし息苦しいのは当然なんだけど、今回は多分女性の自立や束縛からの解放…的な問題もぶっ込んであって、でも感じた息苦しさって「女性問題を扱うことに対して」じゃなくて「女性問題を扱わねばならないという強い意志に対して」感じるメタ的な部分だったから、息苦しさも倍増しでした。
そこがいいって人もいるんだろうなというか、そっちの方が多い予感はするけれども。
バレンティナがかなり重要な役割になっているところ、マリアの激しい自己主張が加わって、悲劇性が薄れたのはよかったとえばよかったのか。あのマリアはあと二ヶ月もしたら他にいい男を見つけて幸せに暮らしてくれそう。

それはそれとして、シャークスとジェッツの倉庫の決闘がどう見ても東京卍會対愛美愛主だったので異様に興奮しました。すまない…。
逆に(逆に?)決闘シーンからダンスが排除されていたせいだと思うんだ…。
ミュージカル映画であればあそこも踊り歌いながら刺されて欲しかったなと思わなくもない。あそこ踊らなかったのは監督の意図なんだろうけど何でだろな?

Posted by eleki