今年の初夢の話+お正月の過ごし方

私は高校生で、文化祭の出し物で必要なので、家にあるPC類5個くらいを全稼働し、無事文化祭が終わった後に帰宅したら、すべてのバッテリーパックが爆発寸前まで膨れ上がって、いくつかの外付けHDDからはもうもうと煙が上がっていた。

というのが初夢だった。
「道に落ちていた太った茶トラの猫に自分の名前を書かなくてはいけないと人から言われて、どこに何の道具で書くべきか迷う夢」との2本立てです。

今年の抱負としてアウトプットを頑張ろう(外向きに発信する)というのがあったので、爆発するまで動き続けるという啓示…だったらいいなあ。
うっかり道端で太った茶トラの猫を拾いませんように。

今日は同居人が帰省しているので人間ひとりぼっちです。
猫がいるのでハッピー。
私は帰省しません。実家がもうないのです。十年前に父が亡くなって、実家を売り払い、母が他県に家を買って一人暮らしをしているので、そこがまあ実家といえば実家なんだろうか。三回くらいしか行ったことないけど。

そもそも「お正月に実家に帰る」という文化がないというか、「お正月を家族と過ごす」という経験が数えるほどしかない。
記憶にある限り、子供の頃は夏休みや冬休みなどの長い休暇は全部母方の祖父母の家で暮らしていた。
その時、両親は実家に残っていて、私と兄だけが祖父母の家に行っていた。

長らく、本当に数年前まで、これが「両親が子供と過ごすことを嫌がっているため、私と兄を祖父母の家に預けていた」という認識だったんだけど、ふとした折、母に「何でおばあちゃんちに預けてたの?」と聞いてみたら、「預けてたんじゃなくて、連れていかれてたの」と言われてびっくりした。
どうやら祖父母が孫可愛さに私と兄を呼び寄せていたらしい。

両親からお年玉をもらったこともないし(成人した時だけ、最初で最後のお年玉だと結構な額もらったけど)、単純に、家にずっと子供がいると邪魔なんだろうなと思っていたよ。

母方の家に子供を取られて父はどういう気持ちだったのかな、と考えるも、すでに故人のため確かめるすべもなく。
祖父も数年前にすでに亡くなり、祖母とは疎遠になり、何をどうしたいというわけでもないけれど、ごく稀に「何でうちはああだったんだろうなあ」という思いがゆるっと頭の端を流れたりする。

ちなみに同居人の家は、私から見るとものすごく仲がよくて(同居人曰く「ふつうだよ」とのことだけど)、彼女は毎年ちゃんと帰省している。
なので今、私は一人で家にいて、猫が二匹もいるので特に寂しくはないけど、何となく、ぼうっと「お正月とはいったい何であるのか」ということについて考えたりしてしまう。

きっと同居人の実家では、毎年のごとくおごちそうが盛大に並んでいるんだろうな。
と、うどんを啜りながら考えてしまう。
年末寝込んでいたせいで、毎年割とちゃんと準備していたお正月用の食材がまったく残っておらず、せめて胃腸炎対策で買っておいたうどんの上にてんぷらでも乗せようとスーパーに行ったのにお総菜コーナーに何一つ商品がのこっておらず、泣きながらコンビニに移動して買った揚げ玉と刻みネギを乗せて月見うどんにした。

おいしかったです。

年末寝込んでいた私にはお正月などないので大丈夫。
お正月とは、編集部が仕事始めを迎えるまでの猶予期間です。
バッテリーパックが爆発する寸前まで働くぞ。

【追記】
「ブログ読んだよ」って同居人が実家の晩餐の写真を送ってくれました。

泣いてないです。