7年ぶり5台目のREALFORCE

たしか2005年くらいから使い始めているので、もう15年ほど愛用しているREALFORCEです。
最初の一台目を使い潰しつつ(というか変なクリーニング剤を使ってキーボードの掃除をしたらぺたぺたするようになったのが気持ち悪くて廃棄した…)、今まで使っていたテンキーレス1台とフルキーボード2台も特に不具合なく使っていたんですが、どれも変荷重だったので、荷重30gのやつが急に欲しくなってしまったのだった。

なのでこれを買うた。

前回買ったのが一太郎コラボのやつだったので、新しいのは7年ぶりです。
本当は白の方がいかにも事務用! って感じでダサくて好きなんですがかっこいいブラックしかなかった…。

リアルフォースというのはキーボード好きの間で名高いプレミアムキーボードで、これを知ると他のキーボードが使えなくなるほどです(私調べ)。
最大の特徴は静電容量無接点方式のスイッチ機構です。

静電容量無接点方式
スイッチ機構に静電容量無接点方式を採用しています。電極が接することなく一定レベルに近づけば回路が接続されてキー押下を認識する仕組みのため、物理的な接点が無く、信頼性と耐久性に優れています。


まあ好みというものがあるので、たとえばMacのMagic Keyboard(純正キーボード)とかのペチペチした打ち心地に慣れていえるって人には打ちづらいらしいですが。タイピングの時の力の入れどころとか運指のタイミングがまったく違ってくるので、Magic Keyboardの方が好きという気持ちもわかる。

わたしも最近はMacとiPadではMagic Keyboardを使っていて、最初からこれだけ使っていたらさほど不満はないなあと思ってます。ブログを書いたりウェブ閲覧とかSNSを使うときはMagic Keyboard、というようにしているから、打ち心地で仕事モードと切り替わるのも良い。

話が逸れた。リアルフォースのことです。

今まで使っていたのは、上に書いた通り変荷重のものばかりでした。
変荷重てのはこんな感じ。


(東プレ公式ウェブサイトより)

このタイプでまったく不満がなかったけど、急に全部のキーが30gのやつを使ってみたくなってしまったのだから仕方がない。
この一年というもの、サブ機で使っているThinkPad X280のキーが固くて固くて発狂するレベルで打ちづらくて心が砕けそうなので、「とにかく軽いキーボードを使いたい」という熱が止められなくなってしまったのだった…。
X280のレビューを見ると、9割9分の人がキータッチを絶賛していたんですが、唯一の例外がやはりリアルフォースを使っていた人だった(私調べ)。リアルフォースのデメリットは、固いキーボードが異様に打ちづらく感じるところですね…だからMagic Keyboardのペチペチ感の方がマシになるっていう。

衝動的に新しいリアルフォースを買って、すぐ届いたので早速セッティングした。

キートップラー(キーを引っこ抜くやつ)がついています。
30gのやつは、どの高さでキーを打ったと判断するかを自分で自由に(三段階)決められるのです。
浅い位置にするには、キーの下にキースペーサーを敷かなくてはいけないので、商品が到着したら、まず十字キーから左のキーを引っこ抜きます。


クリーニングのため定期的に引っこ抜いているので、引っこ抜くのは慣れたものだし楽しいです。
いつもはキーボードの写真を撮って、戻すとき間違えないようにしているんですが、今回は配列図がついていたので楽ちんでした。
しかしスペースキーがいつもより大きかったので引っこ抜くのがちょっと大変だった。

とりあえず、今までの変荷重との違いを知るために一番浅い1.5mmに設定してみる…が、これは軽すぎてかえって打ちづらかったので、再びキーを引っこ抜いて、今度は2.2mmに設定。
これがとても打ちやすかったです。リアルフォースの代名詞である(私調べ)スコスコ感がばっちりです。
同じタイプのキーボード買った人は、大体2.2mmにしてるみたいですね私調べ。

使ってみた感想ですが、とても正直な話をすれば、変荷重でも30g/2mmでも打ち心地に大差なかったよ…!
なんていうんですかね、ものすごい美人が並んでいると、どっちも「わ〜、美しい…!」という以上の感想が出ず、甲乙つけ難いみたいな感じですかね。よくわかんねえな。

でもまあ、ちょっとむしゃくしゃしている時期だったので、新しいキーボードでスッキリしました。
しかしちょっと不満もあって、上にも書きましたが、スペースキーが大きいんですよ…これはちょっとかなり困った。
なぜなら私は日本語キーボードでスペースキーの左隣にある「無変換」キーを、漢字変換時の部分確定キーに割り当てているのです。これだとエンターキーを押す必要なく、ホームポジションのまま書き続けられてタイピングの時間がかなり短縮されるので、長年これでやってます。
エンターキーを押すために右手の小指を動かすより、親指でちょいと無変換キーを押すだけで、長文を書く時はかなり楽なんだよ。特にフルサイズのキーボードだと。

けど最近のリアルフォースは多分全部このスペースキーが長いタイプらしく、いつもの調子で「無変換」を押したつもりで、スペースキーの端っこを掠ってしまうという…。
これはまあ使っているうちに、「前よりももうちょっと左側を打つ」のに慣れてきたのでいいんですが。
でも親指をそのままちょいと下に押せば確定できるところを、気持ち左に動かさなくてはならなくなったので、残念は残念だな…なんでこんなことになっているんだろう。元に戻って欲しいなあ。

とはいえ自分の中で最高峰のキーボードには変わりありません。

私はもうリアルフォースがないと小説が書けない体になってしまったので、本当に大事に使おう……と思っているんですが、新しいのに変えてからなぜか猫が! 上に! 乗るようになって! これまでは薄っぺらいMagic Keyboardにしか乗らなかったんですが、リアルフォースでもわざわざキーを踏みつつ私の目の前を横切ることはしょっちゅうだったんですが、なぜか新しいやつの上で堂々と香箱座りをするようになった…何でだ…熱が高かったりするんですかね。すごく可愛いんですけど、買って数日で猫毛まみれですよ。これまで以上にしょっちゅうクリーニングしなくては…でも可愛い…邪魔だけど…可愛いな…。
原稿が捗ると思って買い替えたのに、かえって時間を取られるようになってしまった。困った。

同居人「退かしたら?」

可愛いので退かせません…しかも現行の時は手許にスマホを置かないようにしているため、可愛い写真が撮れない。
こんなに可愛いのに写真をお見せできなくて本当にすみません。

心苦しいので単に可愛いだけの茶色い方の写真を載せておきますね。

デジモノ

Posted by eleki