Lenovo IdeaPad Duet Chromebookで小説は書けるか問題

買いました。

最近ThinkPadのフラッグシップモデル(X1 carbon)をそこそこのスペックで買ったので、まあ、使わないだろうなあと思って買わないつもりだったんですが。
やっぱりどうしても一度Chromebookを使ってみたい、特に使い途はないけど使ってみたい、その衝動に耐えきれず買ってしまいました。

私はLenovoの公式通販が慣れているのでそっちで3万円弱で買ったんですが、今なら(たしか4/4まで?)Amazonでもストレージ128MBのモデルが31800円で、しかも3000円オフクーポンつきで買えるという…おのれ…。
ポイントも付くので、実質28482円で買えますね。おのれおのれ。
(でも現在Amazonは入荷待ちっぽい)

詳細なスペック等はすでにいろんなブロガーさんやYouTuberさんが説明しているので割愛。
ここでは「小説を書くためにChromebookってどうなの?」って人向けに個人的な雑感など綴っていきます。
毎度ながら本当に個人的な見解なのでよろしくお願いします。
あとDuet以外のChromebookは持ってないので、Chromebook自体の使い勝手というよりはDuet特化な感じです。たとえば10万円くらいのクラムシェルだったら全然違うと思うし。
 
 
ということでまずはLenovo IdeaPad Duet Chromebook全体のごく簡単な感想。

・ベゼルは太めですが、そもそも10.1インチなので全体的には非常にコンパクトで、持ち運びはらくちんです。
・カバー+キーボードは本体より重たいので、フルセットで持つと見た目のコンパクトさに反して重量を感じる人もいるようですが、わたしはあんまり気にならなかったな。

・キーボードはこのサイズだと仕方ありませんが、エンターキーが縦に細長く、句読点キーも小さめ、「」キーになるとさらに小さくなるので、特にそれらを多用する小説の場合は大きなデメリットになるかと思います。
・でも慣れでどうにかなるとは思う。

・打鍵感に関しては、それなりに底打ち感があるけど、この価格帯にしてはそこそこ打ちやすい。好き嫌いあるかとは思いますが、ThinkPadのお高いシリーズやRealforceとかと比べなければ許容範囲です。いくつか使ってきた3万円~5万円の格安ノートパソコンよりは好き。
・ただタイピング速度がそれなりにある人が、長文執筆用のメイン機として使うのは、上記に書いたキー配置の難点も含め相当無理があると思います。サブ機としてはそこそこ、というくらい。

・Duetの本体はタブレットなんですがタッチの反応はかなり鈍いので、トラックパッドを利用する場面の方が多くなると思う。
・しかしそのトラックパッドもどうも反応が鈍くていまいち…。
・そもそも私はトラックパッドが苦手なので、最初からこういう↓Bluetoothマウス使ってます。

ダイソーの500円Bluetoothが神! みたいなツイートを見たのでついためし買いしたんですが、ばかでかいうえに500円なりの動作でしかなかったので、そんなところでケチらんとこういうのを買った方がストレスなくていいと思いますわ。

・キックスタンドカバーは、指で押し開ける側がマグネット等で固定されるわけではないのでパカパカするのが気になる向きもいるようですが、私は全然気にならないなあ。鞄に入れて持ち歩く機会がまだ全然ないからかも。
・カバーはファブリック素材で価格の割に高級感がある。と思う。
・キックスタンドはとても便利です、最初二枚重ねになっているのに気づかず、カバー全体を折り曲げそうになって危うかったが…購入後に秒で壊すところだった。

・スタイラスペンを別売りで買えば文字や絵が描けるみたいですが、使わずに言うのもあれだけど手書きで何かしたいなら絶対iPadの方がいい。
・数行だけメモ取りたい、って場合ならともかく、手書きでアイディアメモやスケッチを取りたいという人は、ストレス溜まるだけな予感がする。

・肝心の日本語入力ですが、これはChromebook全体で、外付けキーボードの使用時にはiPadと同様サードパーティの変換辞書が使えません。ATOKは勿論、Google日本語入力も使えません。
・ただしiPadと違ってインライン入力ができるので、PCで文字を打った時とあまり変わらない感覚で文章を書けるとは思います。辞書は地道に鍛え上げるしかない。

・本体の充電はUSB-Cなのでだいたいのノートパソコンや泥スマ、最近のiPad proと同じケーブルが使えます。
・ポートはこれのみ、イヤホンジャックもないので、出先で音楽聴きたい時はBluetoothイヤホンなどを用意するか、イヤホンジャックつきのUSBハブを買うしかない。でもスマホで聴けばいいんじゃない? と思う。

・画面はリフレッシュレートが低いのが気になってたんですが、テキスト入力目的と考えれば何も問題ないです。

・バッテリー持ちがいいので、外出先に持ち出す時に充電ケーブルやモバイルバッテリーは必要ないと思う。家の中でうろうろ持ち運ぶ時も、一日くらいなら途中で充電する手間はない。
 
このくらいかな。
とにかく総じてすべてにおいて「そこそこ」「価格の割には使える」という印象でした。
不満があっても致命的なデメリットにはなりえず、かといってここがすごい! と推せる部分もなく、でも値段を考えると「3万円でこの商品になるのはすばらしいな」という感想。
 
 
というのをふまえた上で、Lenovo IdeaPad Duet Chromebookは小説書く人におすすめできるかできないか? って話を適当にまとめると、

「これまでスマホで小説を書いていた人」が「空き時間にパッとキーボードで打ちたい」なら買って損はない
「格安ノートPC(3~5万くらい)を使って小説を書いていた人」が「そのPCの代わりにChromebookを使いたい」場合もまあまあ損なし
「まあまあのスペックのノートPC(10万円前後)を使って小説を書いていた人」は、使っていた機種によってはChromebookを「同じように」使おうとするとちょっと厳しいかも
「そこそこ~それなりのスペックのノートPC(15万円以上)を使って小説を書いていた人」は、何でChromebookが欲しいと思ってしまった? と疑問になる
「デスクトップPCを使って小説を書いていた人」は、持ち運び用のサブ機と割り切るなら損なし
みたいな印象です。

あとはiPad+外付けキーボードで書いていた人の場合、変換に不満があるなら、Chromebookに代えるのもありかなと。
iPad単品で持っているけど、Magic Keyboardを買うか、それともChromebookを買うか迷ってる場合、テキスト入力が目的ならChromebookの方がいい場合もありそう。
ついでに、「ポメラを使って小説を書いていた人」は、「ATOKにこだわりなく、テキストのリアルタイム同期や資料を閲覧する機能がほしい」場合は買い、「ATOKがないと無理、テキスト同期は不要、ネット見ると遊んじゃうからウェブブラウジング不要」の場合は買う意味微塵もなし。

ちなみに私は、
メインマシン→ThinkPadT420(ノートPC)を外部出力してRealforceとマウスを繋いでほぼデスクトップ状態で使っている。完全執筆用なのでネットブラウジング機能は制限(ブラウザ削除してある)、メールやLINEでのやりとりは主にこれ
サブマシン→Core i7、メモリ16GB、LTEありのThinkPad X1 carbonをネット用(ウェブブラウジングやブログ執筆、SNS等)と持ち歩き原稿用に
格安モバイルPC2台→動作が重かったりOSアップデート不可で文鎮化
ポメラDM200→キーボードが馴染めず放置
無印iPad→Apple Pencilで手書きメモ、電子書籍の漫画を読む
iPad pro 12.9→据え置きでMacのMagic Keyboard(iPad用ではない)+Magic Mouseでちょっとした調べ物とキーボードを使ったメモ取り、Apple Pencilで小説のアイディア出し+構成、PDF校正、動画視聴、雑誌購読、たまにブログ更新
iPhone→SE第二世代をメインで持ち歩き
Androidスマホ→HUAWEI P30 lite Androidが必要な時のために持ってる
Fire HD 8と10→iPad買ったら使わなくなって放置
Kindle oasis→Kindleで買った小説を読む専用機

というような状況で、Chromebookを買いました。
大体のやりたいことはすでにどれかのガジェットでまかなえるため、「まあ、使わないだろうなあ」という状況だったわけです。でも欲しいから買っちゃった…。

一応は「ブログ更新を頻繁にやろう」という目的を無理矢理据えて購入したんですが、いざタイピングしてみたら、キーボードはそんなに悪くないのでまあまあ書けないこともないけど、ThinkPadの方がすべてにおいて優れているのでChromebookを使う意義が感じられないという、「そんなの買う前からわかっていただろう」という状況になりました。
「知ってた」以外の感想がない。

でもせっかく買ったので、やっぱり何かしらに使えないかなあと模索中ですが、今のところ、

・ゲームの攻略を調べるのに大活躍

です。
小さくて軽いので持ち運びやすく、居間でゲームしてる時に何かしら調べたいことがある時にパッと移動してテーブルに載せてパッと開いて、という一連の動作が軽快である。
スマホより画面が大きいから見やすい・キーボードがついてるから検索文字を打ちやすい・ノートPCより起動が速いし一回り小さいから邪魔にならない、という感じで使い勝手が非常によろしいんですわ。
現在マイクラに絶賛沼り中なので、トラップの作り方とか見ながらプレイするのに、10インチのChromebookは本当にありがたい…。
ひたすら整地してる時、他人様のマイクラプレイ動画を流して眺めつつやるのも楽しいです。マイクラやりながらマイクラ動画を観る。完璧ですね。
みんなだいすきMinecraft。

スマホでもiPadでもノートPCでも足りるけど、用途を選べばそれらよりちょっとずつ便利である、というのはいいですね。

上にも書きましたが、これまでスマホのみで小説を書いていた人が、もうちょっと早く便利に打ち込みたいなあと思った時、Duetは非常にいい選択かなと思います。
通勤通学の電車の中、スマホで小説を書いていたけど、テレワークや暇が増えたからおうちの中で使えるちょっとしたPCが欲しいなあ、なんて場合にぴったりではないでしょうか。

何しろ安い。無印iPad+安いBluetoothキーボードでも軽く三万円は超えてしまうので、三万円でタブレット本体、キックスタンドとカバー、そこそこの打ち心地があるキーボードが揃うのはすばらしいです。

特にAndroidスマホを使っていた人は、おそらく同じアプリを使えるので(Chromebookの種類によってはスマホアプリが使えないものもあり、Duetもアプリによっては使えない・使い勝手が悪いことがあるので、「どうしてもこのアプリでないと執筆できん」というものがあれば事前に調べた方がいいです)、泥スマの上位互換としての購入は後悔なしかと。

あと推せるのは「電池持ちがいい」という部分で、一日のうちに一、二時間テキストアプリを使う程度だったら、数日は充電なしでいけると思います。家の中のあちこちを移動しながら執筆するのに向いている。
巣籠もりが終わって気軽に外出できるようになった時も、フル充電してあれば充電ケーブルやモバイルバッテリーは持たずにおでかけできるんじゃないかなと思います。

iPhoneを使っていて、純正メモ帳やscrivenerやUlyssesや縦式などAndroidにはないアプリを使ってる人は、しっくりする代替品がない限り後悔しそうなので、iPadの方がいいかも。
テキストエディタにこだわりがなければiPadを選ぶ理由があんまり思いつかない。

どのみち外付けキーボードを使いたければ、前述のとおりiPadでもChromebookでもATOKやGoogle日本語入力は使えないので、インライン変換ができるChromebookの方がPCとしては使いやすい印象です。
※iPadをすでに持っていて、ライブ変換が便利! って思っている人は、ChromebookではなくiPadを買い換えた方がいいです。

フリック入力(とかqwerty配列とかフラワータッチ入力とかケータイ入力とか)で速度の限界を感じる…という場合は、Chromebook試してみて、絶望的に失敗だったという結果にはならないと思います。
フリック入力に慣れすぎていてキーボードより速いって場合は悔やむかもしれんが、キーボードの方に慣れれば多分大抵の人はそっちのが早く打てる。

ちょっと余談というか本筋から逸れる肝しつつ、個人差あるとは思いますが、「スマホ+フリック入力」で打った文章と、「PC+キーボード」で打った文章ってリズムが全然違うので、どちらかに慣れてる場合はしばらく違和感あるかもしれない。一行に表示される文章量が変わると、おのずと表現方法も変わる気がしています。
なので「スマホで読むための文章」が書きたい人は、いっそスマホ+Bluetoothキーボードの方が効率いいんじゃないかなあ。これも慣れだろうけど。

格安ノートPCを使っていて買い換えたい人も、さほど不自由を感じないかなと思います。
少なくとも、Duetと同じ価格帯のPCを使っていた場合は、多分そのPCよりDuetの方が起動も動作も速いと思う。
問題は「Windowsアプリが使えない」という点で、たとえば私のように「一太郎が使えなければ小説が書けない」という業を背負って生まれし者は、Chromebookのみで運用するのは厳しいかなという辺り。

サブマシンとしてChromebookを使うなら、一太郎PADが使えるので、出先でChromebook+一太郎PADで執筆、帰宅してからWindowsマシンの一太郎にデータを転送、というのでいける。
一太郎じゃなくてWord使いですっていう人は、ChromebookでもWord使えるので何ら問題ないんじゃないかな。Word使わないのでわからんけど。
テキストエディタなら何でもよくて、Dropboxなどでデータ同期してますって人は、本当に何の問題もない気がします。

私も5万円以下のノートPCをいくつか使ってきましたが、Chromebookの速さは際立っています。
勿論、フラッグシップモデルとか、安くてもデスクトップと比較したら厳しいですが。
その辺り使ったことなくて、試しにノートPCを使ってみたいって人は、Chromebookは買う価値ありかと。
 
 
というこの文章はちなみにThinkPadで打ってます。猫に椅子を取られたので、ソファで座って膝に置いて…。
そうだDuetは膝の上で打つにはちょっと不安定なので、通勤通学電車で座って打ちたいって人は、もしかしたら厳しいかも。
カフェでサッと鞄から取り出して思いついた文章を打って、っていうなら何の問題もない。

Duet自体は見た目が好きだし、文章打つのも想像していたよりは快適なので、攻略情報以外の何かに使いたいなあ…。
Chromebookのいいところといえば「起動・動作が速い」という部分ですが、小説を書く場合だと「思いついた時にすぐ執筆が始められる」となるので、これはものすごいメリットになると思うんですよね。
思いついた短編小説をサッと書くのに使えないかなあ、などと模索中。

以上、参考になるんだかならないんだかいまいちわからん、小説を書く人向けのLenovo IdeaPad Duet Chromebookの感想でした。

なおDuet購入後にASUSからDetachable CM3(あからさまなDuetの対抗機、Duetでも不満をことごとく潰したもの)の発表が来て泣いたりしました。
いいんだ、スタイラスペンいらないし、そしたら、Duetの方が安いし、おもちゃとしては優秀だから…。

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