今年も結局プラチナを買いました一太郎2024

【2024/3/22 ちょっと追記+修正】

年々ラインナップが増えすぎてわけのわからないことになっている一太郎ですが、今年も「一太郎2024プラチナATOK Passportユーザー優待版DL版」を買いました。
会員なのでちょっと割引。

私はATOK Passportをすでに使っているのでその分通常版より安くなってます。
ちなみに通常版を買うと、ATOK Passportを一年間使える権利がついているので、両方使うならトータルで同じ値段? か?

プラチナじゃない通常版はこんな感じ。

値段の差よ。

通常版にないプラチナの機能はこんな感じなんですが、毎年買ってると今年の特典はさほど魅力的には感じなかったので、正直どうしようか迷ったりしました。

ヒラギノはたしか2012年版にもついていたし、明鏡国語辞典も第二版だけど持っていて第三版のアップデートにさして魅力を感じず(デジタルとかネットとかの新語は小説にあんまり使わないようにしているので)、ジーニアスも持ってるしなあ。
一番期待していたのは音声入力だったんですが、こっちは通常版についてるんだよね。

その他の機能も去年までのプラチナについていて、目立ったバージョンアップもないので私にはあんまり必要なかったんですが(こぶりなゴシックがついてるのは嬉しい)、一太郎永続を願うお布施としてプラチナを買いました。

今年初めて一太郎買うとか、ヒラギノ持ってないっていう人は、プラチナはいい選択じゃないかなと思います。書体だけ買おうとするとこの値段では手に入らないので。
ちなみに許諾範囲内で、同人誌や電子書籍で使うこともできます。
辞書は、ATOK Passportプレミアム入ってたら広辞苑・大辞林はついているけど、明鏡じゃなくちゃ嫌! という明鏡ファンには嬉しいのか? 私も明鏡自体は好きなので第二版は持っている。

PhotoshopとかIllustratorを持ってない人には、同人誌や電子書籍の表紙を作ったり、おしながきを作ったりするのに画像ソフトの「花子」が便利で、MicrosoftOfficeを持ってない人は「JustSystemsOffice」に互換性があるので、持っておくといいかもしれない。

読み上げソフトの「詠太」は、書いたものを読み上げてもらうと結構誤字脱字に気付けたり、文章が変だな? っていうところもわかるので、時間がある時は使いたいんですよ滅多にそんなことできないけど…。
一太郎以外のアプリの文章も読み上げてくれるし、一太郎ならではの細かい設定がすごいです。



すごくない?

あとは何よりPDF作成・編集ソフトがついているので、小説同人誌作ってますっていう方にはかなり強めにお勧めしたい(後述します)。

 

ちなみに上に貼ったのは全部一太郎ユーザー優待が入ってるので、初めて一太郎を使う+ATOK Passportつきだとこれくらいの価格になります。

すでにATOK Passportを使ってる人だと、ジャストシステム直営ショップのDL版で4500円でいけるっぽい。

ATOK以外のジャストシステム製品、もしくはMicrosoft Officeのユーザー向けにはこの値段。

iPhone使ってる字書きさんはATOK Passport入ってる人も多そうなので、PCで何かしらの小説書くアプリが欲しいなと思ったらぜひ一太郎をよろしくお願いします。
ジャストシステム直営ショップならダウンロード版があるしポイントもつくのでそちらをぜひ。

自分にとって一太郎じゃなくてはならない機能について考えてみたら「ドラッグした単語をスペースキーで再変換できる」な気がします。

動画だとシフト+変換キーですが、ドラッグで選択+スペースキーでもいけます。
地味ですがこれに慣れすぎて他のアプリ使った時にストレスが溜まる。

あとは私小説を書く時は横書きでベタ打ちなんですが、文庫とか雑誌とかその他でその都度フォーマットが変わるので、時々枚数を確かめるために書式を変える必要があるんですね。

普通にやってると「書式」ボタン押す、登録しておいた該当のフォーマットを選択する、って2ステップ必要なんですが、マクロ使うとボタン一発でいけるので便利です。

こんな感じ。右下の原稿用紙とかシナリオとか書いてあるところを押すだけ。
マクロは本当便利で、「シナリオ」はト書きは字下げ何文字とかセリフの二行目からは一字下げとかいろいろ約束事があるんですが、ベタ打ちした文章をそのように整えるように設定してあるので、漫画のお仕事の時は多用しています。

最近の一太郎はWeb小説や同人小説をやっている人にも便利な機能が多いので、その辺もうちょっとジャストシステムさんがアピールしてくれたら「一太郎ってまだあったの?」などと言われずにすむと思うんですが。
が、頑張って…。
あと上の画像や動画をご覧いただけばおわかりでしょうがUIが化石のようで、むしろこれが実家のような安心感でもあるんですが、新規ユーザーを取り入れるためにもうちょっとこう。どうにかならんのか、と思わなくもない。
動画なんて12年前って書いてあるのに2024年版と何ら変わりがないから…。
一応新しい画面とクラシックモードというのがあるんですが、新しい方の何が新しいのかわたしにはずっとわからん。
でもこれも、古のユーザーが離れていく方が痛いからあえて実家仕様にしているのかもしれないなと思うと、別に無理して変える必要もないのかもしれないなあ。

Webで活動してる場合にすごく便利なのが、各投稿サイトに合わせたルビの出力で

一太郎上でつけたルビや傍点が、たとえばpixivならpixiv用に、カクヨム用とか小説家になろう用に変換してくれてそのまま貼りつけてOKという。
恩恵にあずかっております。

あと私は基本Webに乗せる時も改行増やして読みやすくとかは(めんどくさいしどうするのが読みやすいのかがわからないしで)やってないんですが、その辺をちゃんと考えて投稿している人が書籍化したり、自分で同人誌作る時とかは、

このまとめて改行削除っていうのが便利なのではと思います。

あと小説書くのに便利な機能いろいろ。

初めて同人誌作るよって人におすすめできそうな「きまるスタイル」

入稿用のPDFフォーマットもある。
これがね、小説同人作家における一番の恩恵になる気がしてます、JUST PDF。
無料で変換してくれるサイトもあるだろうけど、一太郎と連携で、ワンクリックで入稿用データ作れるのは強い。

これから同人誌作るぞって人や、作りたいけどうどうやったらいいのかわからないって人にはすごくありがたい機能なのではと思います。
私はもう自分の好みで同人誌用の版面を何種類か作っているし、いつも使っている印刷所が一覧になかったんですが。

私が一番恩恵にあずかっているのは電子書籍のデータ作成です。

これはもうガチのガチで便利です。
何冊かKDPやEPUBで同人誌出してますが、あまりに設定が楽すぎて一太郎以外もう使えないと思う。
でんでんコンバーターがあるから別にって言われたら言い返すことはできませんが。たださすがに一太郎は有料なので自由度が高く、やりたいことがやりたいままできて気持ちいいです。

その他、50本くらい短篇をあつめた350ページくらいの文庫本を作った時も、一太郎でものすごく楽にデータが作れたりしました。
覚え書きを自分用に書こうと思って忘れていた。今度書こう。

私は本当に文章書きに一太郎が広まってくれたらいいなと思っているので、もし使ったことなくて、何か気になるところ・ご質問とかありましたら下のWaveboxなどからぜひ聞いてください。わかる範囲で答えるので。
何卒よろしくお願いいたします。