やっと来たMOFT Float: Invisible Stand&Case for iPad Pro&New iPad Air

去年の秋頃にkickstarでクラウドファンディングやってるのに気づいて、早速プレッジしたのですが。

前評判通りまったくもって使い物になりませんでした。
いいんだ、応援の意味での課金なので、いいんだ…ブラッシュアップして製品版ではまともに使えるようになってくれ…。

いろんなサイズのiPadに貼りつけて使える、みんな大好きMOFTシリーズのフロート版です。
私もMOFTとかXなどはAmazonで購入してます。

ThinkPad X280にくっつけてたんですが、排気口と被るのがちょっと気になってたり、組み立てるのが面倒でやがて使わなくなり、X1 carbonを買い換えた時に使おうかなと思ったんですが貼ったり剥がしたりするうちにゆがんできてしまったので結局処分した。なんか申し訳ない。

IdeaPad Duet Chromebookに使おうと思ったんですが、純正カバーの方が頑丈そうだったり見た目が好みだったり交換すると取り回しが悪くなりそうなので結局使っていない。

floatは文字通り浮かせて使うタイプ。
私は延々と、それはもう延々とiPad proのMagic Keyboardを買うかどうか迷っていて、もういっそ立てかけられるカバー+Bluetoothキーボードでいいのでは…? と思ったので購入してみたんですが。

いざ届いた商品を装着してみたら…という以前になかなか装着できなくて泣いた。
とにかく固い。固くて嵌められない。
同居人と二人がかりであれやこれやして力尽くでやっと嵌めました。

ようやく使ってみたところ、これがまあとにかくバランスが悪い。不安定極まりなし。
タッチすると百パーセントスタンドごとひっくり返るし、近くでキーボードを使うとその振動だけでぐらぐらして画面がぶれまくり酔う。
一応、ひっくり返らないためのギミックもあるんですが、全然役に立ちません。

到着前にレビューを見ていたので覚悟していたんですが、覚悟していた通りのできばえでした。
だからいいんだ、悔やむまい…。
そもそも届いただけで御の字です。

というのも、これ、クラファン運営アプリでプレッジした後、プロジェクトが成立したら支援者に個別にメールが届いて、別のサイトで配送先を登録しなくちゃいけなかったんですよ。
その登録を促すメールが、どうやら迷惑メールフォルダに入ってしまったらしく、全然気づかなかった。

商品が届くはずの今年二月になってもまったく音沙汰なく、でも「ちょっと時間かかるからごめんね、待っててね!」っていうメールは届くので、単純に配送が遅れてるんだなあと思って呑気に構えていたんですが、レビューが気になって検索してみたら、日本の支援者にもどんどん届いている。
そこでやっと、あらためて住所登録しないといけないことを知ったという。

慌てて登録してからも全然音沙汰ないけど、問い合わせるとすれば英語なので、めんどくさくて諦めてました。
英語への苦手意識がすごい。いい大人なのに。
商品を買ったのではなく開発者を支援したのだ…と思って、届かなくてもまあいいかと諦めて忘れかけた先日、急に届きました。

コンセプト自体はとても素敵なので、本当、製品版で使い勝手をよくしてくれないかな。そしたらもう一回買う。

コロナ禍でなんやかやとクラファン系が増えてきて、自分もちょくちょく参加するようになったので、課金にハードルが下がりがちの昨今です。
実は私、元々は募金がとても苦手で、やらないようにしていたんですよ。
何でそんなことになってるかと言えば、生まれて初めてやった募金が詐欺だったからです。
学校で募ったのに詐欺だったというのが幼心に非情にショックで、「善意でお金を出しても悪い人に使われる、迂闊にお金を出したら結局本当に必要な人のところに届かず、悪い人が増える悪循環である」という考えがもう頭から離れないまま生きてきました。
「自分で直接当事者にお金を渡せる場合でなければ募金はしない」と決めた齢七歳ですよ。

だからすごく怒られるかもしれないけど、災害の募金などもしたことがないです。
全部詐欺だからやりたくないというわけでは勿論なく、お金の流れが自分で全部把握できないと、かえって支援が必要な人の妨げになる気がして、抵抗があるということです。
その代わり、「買って支えよう」とか「食べて支えよう」みたいなところは割と積極的にやっている。
これは生産者や販売者に直接お金が行くし、私自身は「欲しいものだから買ったので、支援金になるかどうかは関係ない」という思考で落ち着けるからです。