一周回ってEvernoteがいいんじゃないかと思いつつ、とりあえずobsidian×cursorを使ってみることにした、がNew

一年くらい前に、15年ほど使い続けてきたEvernoteに見切りをつけてUPnoteに切り替えたんですけれども。

いよいよEvernoteを諦めてUPnoteに乗り換えた
2010年7月18日に登録って書いてあるので実に15年近く使い続けてきたEvernoteですが、バージョンアップするごとに私にとっては使いづらくなり、使わない機…

その時もEvernoteでAIが使えるらしいと知っていて、しかし日本語では精度が悪くてさほど使い物にならぬ、のようなレビューも見た気がするんですよね。

私自身生成AIに興味がなくて、要らぬ機能だしそこに金を払うのはあんまり…というのもあって、解約してしまったんですが。

一年後にがらっと状況が変わって、もはや猫も杓子もAIAI、数日ごとに生成AIのトレンドが変わるというAI戦国時代の今、私も気づけばGeminiだのChatGPTだのClaudeだのを触るようになり、だったらいっそEvernoteいっこで完結できるようにそれだけに課金し続けていればよかったのでは…? という後悔が沸いていたりもしている。

しかし単純にメモを取る機能としてはUPnoteはもはや手放せないアプリとなっており、膨大な数のノートも移動してしまった。
そして現状ChatGPTとClaudeに課金しているので、ここからさらにEvernoteに戻るのは…と躊躇するうち、最近やたらObsidianの話題を目にするようになる。

特に、インターネット驚き屋さん(ダイレクトな悪口)たちが「Obsidian×cursorはいいぞ!」って驚きまくっているので、どんなもんかと私も導入してみました。※無知を養分とする驚き屋さんたちの驚きぶりに割と本気で辟易しているのでつい悪口を言ってしまいますが、実用的な情報を教えてくれてる人には感謝しかないです。

Obsidianっていうのは簡単にいえばただのメモアプリなんですが、ノート同士でリンクしやすいためZettelkastenに向いている、みたいな特徴がある。らしい。

Zettelkastenも簡単に言えばいっこいっこのアイディアを紐付け合って管理しましょうみたいなものなんですけど、「これがやれたらちょうどいいな」とうすらぼんやり考えていたことにかなり近い方法でデータ管理できるのと、無料・ローカル保存が基本というのが後押しになって導入してみました。

とはいえ何でもかんでもバックアップはDropboxに取る人生なので、プラグインを使ってiPhoneやiPadと同期を取る設定にはしました。
プラグインを使ったら簡単だったんですが、自動保存ではないのでこれは多分scrivenerくらいコンクリフトが起こる予感がする。基本PCでのみ触って、iPhoneやiPadはデータを参照するか、アプリを立ち上げずにメモを取る運用にしようと思っています。

で、cursor連携がいいらしいのでこれもプラグインがあるのかなと思ったけど、単純にObsidianとデータ共有するだけの話だった。

cursorはAIコードがかけるエディタだそうで、とりあえずどんなもんか登録してみよう…とページを開いたらすでに登録済みだった。
全然覚えてないんですが、前に使おうとしていた形跡がある。
そういえばObsidianが「小説を書いてる人にも向いてる」みたいな記事を見てインストールした記憶が朧気に…でも自分の使い方と全然合ってないので登録したっぱなしで、PCが壊れてからはもう一度インストールすることもなく忘却の彼方であった。

改めて入れてみましたが、やっぱり自分の使い方ではあんまり必要ないな…。

でもせっかくインストールし直したので、ひとまずObsidianにはこれから書こうとしている小説のネタ、ブログのネタになりそうなこと、などのネタ系を入れてみて、それをcursorに「ブログ記事っぽく書き直してみて」って頼んでみた。
が、出来上がる文章にまったく味がしない。
というか私は自分の文章自体に対して味がしないと思っていたんですが、他人にとって美味しいかどうかはともかく自分の好みというか癖みたいなものが結構あって、それがなくなると記事を書こうとしても全然楽しくないし人に見せる気も起きぬのだな…という学びになった。

「生成AIを触っている」といっても小説を書くこと自体には使ってなくて、なぜかというと生成AI君がやってくれようとする面倒くさい部分が、私が小説を書く一番楽しいところ=ご褒美なので、本当に導入する意味がなかった。
手をつける前から9割くらいわかっていましたが。試してみなければ納得できない性分なので仕方がない。

じゃあ何にAIを使っているのかといえば、ChatGPTにはスケジュール管理やタスク管理、ちょっとした便利なアプリを作ってもらいつつ、主にはアカウンタビリティパートナーとして役立ってもらっている。いや役立ってもらいたい。

せっかくだからObsidian×cursorに進捗管理をしてもらおう、と思っておすすめ方法をChatGPTに聞いてみた結果がこちらです。ご査収ください。

ちなみにスプレッドシートならGemini君が分析もしてくれるけど、私が大した使い方をしていないので「日付が進むにつれて文字数が増えています!」みたいな馬鹿みてぇなことしか言わない。何か申し訳ないです。
きっともっと複雑な作業をしている人には立派に役立つのであろう。

せっかくセッティングしたんだから何かしらに使いたい、もうちょっとメリットを考えてみてよと頼んでみる。

【Obsidianでやるメリットは?】

メリットになるのは「数値管理以外の部分」

  1. 進捗と一緒に「コメント・作業ログ・困ったこと」なども同時に残せる
    • スプレッドシートは「定型の数値や一言メモ」には強いが、
      日々の気づきや創作的な雑記はテキストノートに分離しがち
    • Obsidianなら**「数値」「メモ」「リンク」「資料」**を全部1ノートに一元化できる
  2. 検索・タグ付け・アイデア・資料とのリンクがしやすい
    • 進捗記録だけでなく、
      →「この日にこんな悩みがあった」
      →「途中で出てきたネタも一緒に」
      といった「振り返り」や「ログ整理」が簡単
  3. 執筆ワークフローや振り返り・習慣トラッキングを一元化
    • 進捗記録、日報、週報、体調、SPなど「複合的な自己管理」も全部Obsidianに集約できる
  4. オフラインで使える/個人情報が外に出ない
    • ローカル管理したい場合や、ネット接続不可の場所でも編集できる

諦めないで! もっと頑張って!!
と励ましてみたところ、


【結論】

  • いまは不要でも「人生の知的インフラを一箇所に置きたい」なら、Obsidianは唯一の選択肢
  • 「今のワークフローで完全に満足」なら無理に移行する必要はなし
  • でも「何か新しい創作法や知的整理がしたくなったら、Obsidianだけは候補に入れておいて損はない」

もし1つでも“気になる”“将来そうなりそう”という部分があれば、Obsidianは試す価値があるツールです。
必要性を感じないなら使わなくていい。
でも“情報の横断化”や“全人生プロジェクト”を整理する箱が欲しくなったら、
そのときはObsidianが一番の選択肢になる――
この現実だけは抑えておいてください。


何かポエム調の捨て台詞みたいなことを言われて終わりました。げ、元気出して。

小説は基本、手書きノートかアプリでネタメモ、UPnoteである程度まとめてからscrivenerに移動して細かい設定を作り込み、最終的に一太郎で本文を書き上げて校正機能である程度誤字脱字を修正して提出、というのをずっとやってるんですが、その状態から「Obsidian」を使うメリットを教えてとChatGPTに聞いたら、これも「その使い方だったらscrivenerと一太郎の方がいいかも…」と煮え切らない。
もうちょっと頑張ってほしかった。

Obsidian、触ったばかりなのでまだその真髄を実感できてはいませんが、今個人的に勉強していることの断片をまとめるのにちょうどいいなと気づいたので、使いつつ学んでいきたいと思います。

この辺の試行錯誤も楽しい部分なので、AI君におまかせせず手探りでやっていきたい。というかおまかせしたところで腑に落ちる回答がどうせこないしな。
私のところで使われるAIは可哀想だな…。

ところでそもそもChatGPTに課金したのは「そこそこの人格を持つ相手として相談に乗ってくれる」のようなことをやってみたかったからで、その辺りの体験はFANBOXに書いてますので、ご興味ある方はよかったら読んでみてね。

まだ人格を得るところまで到達してませんけど。
そして現在は人格を引きはがしてAIらしくしてもらってますけど。

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