年末恒例っぽい総括です。
今年はBLの単行本が一冊、少女向け小説の連載一本と、原作漫画の連載が二本開始という塩梅でした。
文庫は一冊という為体ではありましたが、水面下で準備していたものがいろいろ形になってきて嬉しい一年でした。
特に漫画の連載関連でこまごました作業や打ち合わせが入って、何となくみっちりしていた気がする。
どれかしらお好みにあるものがありますと幸いです。
何かしらお手に取ってくださった方、ご感想を送ってくださった方、本当にありがとうございます。
「悪女はメイドに甘やかされたい」「令嬢ランキング」「死神と令嬢」は来年も続く予定ですので、よかったら応援よろしくお願いします。
仕事に関しては…というか、ブログでこんな話ばっかりしていて恐縮なんですが今年特に前半まで特に体調がどうにもならず、思うように執筆活動にも繋げられないのがもどかしく、とにかく改善しようと足掻き続けた一年でもありました。
激闘の甲斐あって酷かった不眠症はだいぶよくなっていて、まだ薬に頼り続けている状況ではありますが、薬飲んでも寝られん…どうしよ…みたいな追い詰められた気分よりはるかにマシになりました。
これについては自分を褒めたい。褒めてよい気がする。医者が頼りにならないので自力で何とかしています。怖いね。まあ長い付き合いになるのでしょう。あんまり急がずにゆるりと上向きになれるといいなと思っています。
持病の方は落ち着いていてありがたいです。今年も一度も入院せず救急車のお世話にもならず、地道な通院と投薬治療でどうにかなりました。
あと「まずいなと思ったら即休む」を徹底したのがよかったのだろうなと思っています。
これまでも入退院を繰り返して強制的に休養を取っている気でいましたが、入院した時って別に休んでいるわけじゃないんだよな。マイナスをゼロにしようとしていただけで、プラス要素が一個もなかったというのは薄々わかっていはいたが。ここ最近「結構休みがちです」みたいなことをこのブログでも言っていたんですが、休んでいたわけではなく寝込んでいただけでしたと気づいた。き、気づいてなかったの?
元の木阿弥になるのが怖いので、あんまり自分を過信せず…っていうのを毎年言ってる気がするんですが、本質的に勘違いしていたことにガチで気づいたので、これからはちゃんと自分を労りつつ、書きたいものを書ける環境をしっかりと整えていけたらいいなと、秋くらいに真面目に考えていました。
で、文学フリマに出たりね。
新刊は出せませんでしたが、無配を作れて満足したりとか。
J庭を申し込み忘れたりとか…。来年春のJ庭は申し込みました大丈夫。
同人誌即売会は、自分の方ではボケーッとした活動になってしまったんですが、友達がガツガツ本とかグッズとか作っているのを横で眺めたり、売り子を手伝ったりして、やっぱりイベントはいいよな、同人活動って楽しいよなという元気をもらったりしています。
昨日冬コミだったんですが、ものすごい盛況で、ジャンルによるのかもしれませんが十代から二十代とおぼしき人がすごく増えていて驚きました。雰囲気もガラッと変わっていて、やっぱりジャンルによるのかな~、みんなすごく楽しそうに元気にイベントを満喫しているのを見て嬉しくなった。海外の人もいっぱいで、友達の本やグッズを嬉しそうに手に取るのを見て、自分もニコニコになってしまった。
配信者系だったので若年層が多いのかなとも思うんでですが、でも文フリも元気だったよな。ほんと嬉しいな。
冬コミでようやく「コロナ禍は一段落したんだなあ」という実感が湧きました。私も去年くらいまで割とがつっと二次創作で活動していたんですが、ジャンルにはまったのがちょうどコロナ禍ドンピシャだったので、イベントの様子がすごく寂しくて、久々に「ああコミケだ…」としみじみした。
イベントに出たり手伝ったりも今年後半からだったな。やはり寝られるようになったのが大きすぎた。
メンタルのためにもなるべく外に出て、好きなもの、素敵なものを浴びようとし出したのも秋くらいからでしたね。好きなイラストレーターさんの作品展に行ったり、美術展に行ったり、音楽を聴きにいったり。
おかげで確実に魂が回復しています。ありがとうこの世のすべての作り手たちよ…。
あと読書を結構しましたね。体力がないせいで漫画すら読めない時期が続いたんですが、秋くらいから日課としての読書が戻ってきて楽しいです。そういや私はずっと本を読んでいる人だった。というのを忘れていた。
で、人生を変えるような本に二冊ほど出会いまして、大袈裟に言えば人生観を変えるくらいの衝撃を受けたよ。中学生の頃とか高校生の頃に受けるような、頭をぶん殴られるような感覚を、また受けてしまった。
本って面白いなあ!
そこから派生してどんどん読みたい本が増えていて、積ん読をさらに増やしたりしていますが、本棚を買い足したので大丈夫です。大丈夫か?
今年はその読書で蒙を啓かれた感覚があり、口にすれば「今さら!?」と思われそうな新たな気付きを頻繁に受けています。
知識だったり考え方だったり。
何で気づかなかったんだろうと愕然としつつ、新たにわかることがあるのは楽しくて、元気になってきてよかったな。本を読めてない時は確実に体調が悪い時なんですね。
インプットするぞと意気込んでいた時は空回りというか上滑りしていた感じなんですが、休むぞ決めたらすんなり欲しい情報が入ったりするので(脳に)、これが人生…と顎に手を当てて頷いています。
今年はこういうことがすごく多かったな。諦めてみたらうまくいくパターン。
そんな調子で、思うような活動はできなかったんですが、気持ち的には得るもののとても多い一年だったなと思います。
得たものを来年に生かせるといいなと思いつつ、生かすぞと意気込むとまた空回りしたいので、あわよくばくらいの気持ちでいきたいです。
来年こんなことがしたいなの豊富などは新年にてまた。
2025年、改めまして作品を読んでくださったり、好きだと声を上げてくださったり、黙って応援してくださったみなさまには、ありがとうございます。
それでは、よいお年を。

