恋した王子に義母上と呼ばれています/新書館ディアプラス文庫/渡海奈穂 兄から先に進めない/新書館ディアプラス文庫/渡海奈穂

コミティア新刊で痛恨のミスがあった

コミティアお疲れさまでした。

今回、一番の痛恨は、張り切ってものすごく(私にしては…)早めに新刊作っておいたのに、当日仕事が終わらずイベント欠席になってしまったことでしょうか…。

友達と合同スペースだったので、販売はそちらにおまかせして、無事初売りできたんですが。

商業誌で出してもらった話の続きなので、前作と仕様を合わせてフルカラーのカバー+帯つきにしよう、と決めていて、その辺りはなかなか頑張ったなと思うんですが。

先にカバーと帯を入稿したので背幅が会わずに若干文字がギチギチになってしまったのはまあいい。

同人誌本体はいつもどおり普通に作ったんですが、いつもどおり…背表紙の存在を忘れた…。

カバーがあるのでいいっちゃいいんですが、剥き出しの本体だけ段ボールで来て、さてカバーセットしようって取り出した時に背表紙が真っ白なので泣きました。
よほど厚い本でもない限り、同人誌に背表紙って自分じゃつけないので、すっかり失念していた。バカめバカめ。

それ以外のところでは、前回作った文庫同人誌のテンプレをそのまま使ったので特に問題はなかった。と思う。多分。

でももう文庫はあんまり作らないだろうな~と思います、今回はあえて商業誌っぽくしたかったのでそうしたけど、同人誌ならではの本が作りてぇ~。

あくまで個人的な、作り手側としての気持ちですが、商業誌と同じ装丁だと商業誌並の内容(技術的にも、物語のメジャー感的にも)が求められてしまう気がするので、「同人誌っぽい」内容はやっぱり「同人誌っぽい」装丁にしたい。

読む時は、内容が気になればそんなこと気にしやしないんですが。

あと単純にコストの問題がありもする。
オフセット印刷こだわり派なので、オンデマンド印刷でもいいかと割り切れればいけるのかな…。
今回は特に、商業誌っぽくするならやっぱオフセだよなあと思ってそのようにしてしまったので、なかなかの印刷代でした。

いいんだ、ずっと作りたかったから満足だ…。

でも文庫本出してるサークルさんって、大体採算度外視しすぎな価格を付ける傾向にある気がして、そこにいつも引っかかってしまう。
小説だからって安くしすぎている本を見ると、心配になるし、ちょっとがっかりもしてしまう…でも気持ちはものすごくよくわかる。
商業誌と同じ装丁なのに、値段が同人誌並だと、すごい割高感出ちゃうよね。だから思い切って値下げしてるのかなと思うんだけど、でも漫画だったら下げないのではと思うと、こう、同人誌即売会で小説書きとしてたくさん嫌な目に遭った身としては、いろいろ…いろいろ…。

その辺考えるのも面倒くさいから、今回みたいにどうしても文庫にしたいという理由がなければ、A5サイズの本を気軽につくっていきたい。
パルプ・マガジンに憧れているので、それっぽく孔版印刷も試してみたいが、読む側としてはストレス溜まるかしら。

ともあれ、最近はいろんな印刷所さんでノベルズセット的なパックがあるのでものすごくありがたい。
ちなみにいろいろ調べたつもりだけど、やっぱりいつもお世話になっているくりえい社さんが一番やすいし綺麗なので、今回もくりえいさんに印刷お願いしました。
小説本でなぜかあんまり名前が挙がらない気がするんだけど(そんなこともないのか? 何しろ文字書きの知り合いがいないのでわからん)、くりえい社さんは文字書きさんの懐に大層優しい印刷屋さんです。

次もまた何かしら作ろう。

そして次こそ直参しよう…。