デンノウエレキング - Web小説ポータル
2020年3月13日おうちのひみつ
会いに行く、と短い手紙が来たのは夏の始まり頃。 懐かしい文字が、差出人不明の手紙として渡された紙の上に見えて、途端に涙が止まらなくなった。 たわいもないダイレクトメールに紛れさせる巧妙なやり方で、手紙や電話に全部 ...
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2018年6月16日おうちのひみつ
「おい、起きろ」 頭をひっぱたかれて目が覚めた。「痛ぇ……なに……」 叩かれた後頭部をさすりさすり、うつぶせになっていた体を少しだけベッドから起こす。見上げると、怖い顔がこっちを見下ろしていた。
記事を読む 朝のひみつ