元魔王の逆行魔術師は恋と快楽に堕ちる/新書館ディアプラス文庫/渡海奈穂 恋した王子に義母上と呼ばれています/新書館ディアプラス文庫/渡海奈穂 兄から先に進めない/新書館ディアプラス文庫/渡海奈穂

ビーズログ文庫『失恋竜と契約の花嫁〜誓いのキスをもう一度〜』発売のおしらせ【少女向】

2010年10月15日

ついに「失恋竜」シリーズ、感動のフィナーレ!!
フィーナとラースの結婚式で再会したセツとリリーは……?

フィーナとラースの結婚報告を受けたリリーは、機関の国・トルバテフへ。出迎えてくれた二人の熱愛ぶりに呆れながらも、久々の再会を喜びあう。そんななか、リリーが気になるのはセツの存在──。けれども彼はなぜか苛立った様子で、リリーには冷たい態度ばかり。ついにはあの女性との「結婚宣言」まで飛び出して──!? 一方、挙式を目前にした国内では“誰か”の魔法により不穏な空気が漂い始めていた……! 素直になれない竜と人間が描く「失恋竜」シリーズ、もうひとつのラブストーリー!

上が帯で下があらすじ。
というわけで、失恋竜最終巻発売です。
以前も告知いたしましたが、全国のアニメイトさん(徳島県を除く)では短編小説掲載の特製ペーパーが購入特典としてついてきますので、ご興味おありの方はそちらの店舗でお求めください。スウェナとメリルは何やってんの? って話です。
また、本日より携帯サイト『ぽけっとB’s-LOG』でもショートストーリーの配信が開始されます。今回成立したカップルのちょっとしたその後『ひみつの部屋』というお話です。本編を読み終わって、もうちょっとふたりのいちゃいちゃを見たいなって方は、ぜひご覧ください。
あとがきにも書きましたが、ふたりの出会いは『ひみつの庭』という短編に載ってます。
ついでに、まだ純真だった頃のセツが出てくる『お父さんと一緒』という短編もあった気がします。

告知はこんなもんか?
駆け抜けた感じの失恋竜シリーズでした。
そして最後まで池上さんのイラストが美しい…ありがとうございます、ありがとうございます。ありがとうございました。
どのページをめくってもセツが何となくかわいそう(笑)!
今回一番お気に入りは、もう言っちゃうけど、いちゃいちゃしているフィーナとラースにものすごいやさぐれた顔になっているセツです。セツは本当に苦労性だなあ、と、三巻から今回までの流れを思い返してしみじみしましたわたしがしみじみする筋合いもないが。
考えてみたら、セツって一巻からずっといるんだよね。すごいよね。

最終巻だから書きますが、担当さんが子世代始まってすぐの頃の打ち合わせで「セツは受がいいです」って言い出すので「え…ヤダ、何言ってるのこの人…!」って内心動揺したんですが「セツは(読者さんの)受けがいいです」っていう意味だとわかって変なことを口走らなくてよかったと思った。
受がよかったですか?

そんな感じで、本屋さんで見かけましたらよろしくお願いいたします。