THE！エレキ祭り2018・ご質問と回答編【3】

2018年5月13日

で、第三回です。
猫回です。

先生、こんばんは。ツイッターでコッソリ覗かせてもらっています。

猫が可愛いです。

イナバのキャットフード、「ちゅ〜る」について、どうお考えですか？

私の母は、猫に贅沢なものをあげると、ドライフードのカリカリを食べなくなるのでは？と言うので、躊躇しています。私は、時々ならいいのでは？と思います。あと、元気のない時とか。

教えてください、よろしくおねがいします。

ありがとうございます、猫はかわいいしうちのネコチャンは世界一可愛いです！

お母さまのおっしゃる「贅沢なもの」っていうのは、普通のごはんよりもおいしく感じる特別なものという意味で考えますね。
（猫に猫用のおやつをあげることは贅沢か、という論点になるとまた話が変わってしまうので）

うちの世界一かわいいちゃんも、基本はドライフードのみでした。
元々の飼い主であるシキブさんの意向ですが、私も犬やハムスターなどを飼っていた身として同意です。
ドライフードにしろウェットフードにしろ、「総合栄養食」を食事に出すべきだと思うのですが、ドライフードだとちょっと猫の匂いが強くなったり、保存が難しいので、カリカリの方を与えていました。

ただ犬も猫もハムスターも、老いたり病になった場合、本当に何も食べなくなるので。
小さい動物は、食べなくなったらお別れまであっという間です。
ケイティも乳腺腫の手術をした後は何も食べなくなってしまったため、なんでもいいから口にしてくれと、苦肉の策でちゅ～るをあげました。
ちゅ～るだけではなく、ささみのゆで汁とか、猫用の焼きささみ、焼きかつお、ムース、本当にとにかくなんでも試しました。
そのまま以後2年近く、ちゅ～るをかけてあげないと療養食のカリカリに見向きもしなくなったし、最後の最後の方はちゅ～るを口にしてくれるだけでも奇蹟みたいな状態でした。
10年くらい前に飼っていたハムスターのぺもたも、一般的な寿命を超える頃にやっぱり癌になってしまったので、もうきっと長くないだろうと思い、ペレットだけではなくひまわりのたねやくるみ、ゼリーなど、何でもあげてみました。
ぺもた先生もそれから軽く１年元気に生きてました。

なので「完全栄養食を食べなくなるとペットの体によくない」ということには同意なんですが、「死にかけちゃんにはおいしいものを何でもあげてストレスを減らしてあげれば、厳しく生活管理をするより長生きすることもあるかもしれない」という独自の持論も展開しています。
人間ですが、父も肝炎からの肝硬変からの肝癌で長くないと言われてたんですが、好きなものを食べて好きなことをやって好きに…本当に好きに…暮らしていたら、「このくらいで死ぬだろう」って聞かされていたより１０年くらい長生きしてました。亡くなる当日までガリガリ君ソーダ味を食べとったな。
失せている食欲に火を付けるため・おいしいもので気分を盛り上げるため・「これならば食べられる」というものを作るために、「贅沢なおやつ」は有効だと思っています。

あと、わたしの尊敬する猫ヘルパー、ジャクソン・ギャラクシーさんの番組を観ていると、問題行動を起こす猫をしつける時に効果的におやつを使っているので、他の方法でどうにもならん猫に対しては、タイミングを見計らっておやつをあげるのもありかなと。

ストレス解消のためにおやつをあげる、もしくはおやつを使った運動をさせる（ペットボトルや専用ボールにおやつを入れて、食べようとして猫が追い掛ける）、みたいなことにも、特別おいしいおやつが必要なこともあると思います。
オモチャでうまく遊んでくれればいらないと思うけど。

そんな感じで、わたし個人では、次に猫を飼う場合も基本は総合栄養食（ドライフード）のみ、具合悪い時や猫の個体によってどうしてもしつけに利用しなければならない場合は、ちゅ～るや他のおやつもあげると思います。
なので、単に「おやつをあげる」っていうのはやらずに、いざという時の最終兵器にするため、ちゅ～る普段遣いはしないと思います。

こういうことに正解ってないと思うので、猫の個性とか人間の主義に合わせて柔軟に対応するのが一番かなと思います。

ちなみに食欲のない子のために、