10月にもう一冊文庫が出ます

作家になることを父に反対されたウィルフレッドと、一度死んで生き返ったなどという不名誉な噂を立てられたエディスの二人は、駆け落ちし晴れて夫婦となった。作家活動を始めたウィルを支え、ささやかで幸せな生活を満喫していたところ、エディスは『生ける屍』を題材とした荒唐無稽なお芝居――《ハント伯爵令嬢シリーズ》が各地で大当たりしているという噂を耳にする。ウィルのもとにも新作の脚本の依頼があり、真実を広めるいい機会だと、その依頼を受けることにするが……? 英国風ロマンティック・ミステリ続篇。
イラスト:夏乃あゆみ

記事を書いている今まだ書影が来てないんですが、10/11頃に新書館ウイングス文庫さんから「伯爵令嬢ですがゾンビになったので婚約破棄されました」の続篇「伯爵令嬢ですが駆け落ちしたので舞台女優になりました」が発売となります。
雑誌の方に載せていただいた前後篇に、その後のエピソードを書き下ろしたものとなります。

可憐で清楚なその美貌から社交界の銀百合とも呼ばれる令嬢エディス。何者かに殺された筈なのになぜか生ける屍として蘇った彼女は、自身を殺害した犯人を探し出そうと決意する。唯一の協力者で剥製師だという謎の青年ヒューゴの助言で周囲の人間を疑ってみるが、全員が怪しく全員が決め手に欠けるのだった。そんなとき、事件のあと一方的に婚約破棄を言い渡してきたウィルフレッドと町で再会する。彼は驚くほど冷たい目でエディスを見て、「なぜお前が生きている」と告げてきて……!?
イラスト:夏乃あゆみ

前作。
雑誌に乗った時の記事は、

https://www.eleki.com/2021/08/16/post-22414/

https://www.eleki.com/2021/12/29/post-22454/

こんな感じ。
とりあえず第一報なので、書影出る頃にくわしいあらすじとか、書店特典もありますのでそちらの情報などまたちゃんとお知らせに来ますね。
雑誌掲載の時も記事に書いたけど、最高に体調が悪い時に執筆したもの、かつ雑誌休刊のお知らせなどもあり、大変に思い出深い作品になりましたね…。
あとほんとにほんとにほんとにほんとに夏乃先生のイラストが最高で、特に後編のウィルフレッドが××と××するシーンのイラストがすごく鳩尾に鋭角に刺さって未だに抜けない…。
前後篇になっちゃったので予定外に表紙を描いていただくことになってしまったのにこんなことを言うのは人としてどうかと思うんですが(あと諸所に甚大な迷惑をかけておきながら…)、これを見るために入院のひとつやひとつ惜しくはなかったです。
また前作の表紙ここに貼って、あ~~~~~好き~~~~~~~ってなってます。

少女向け、と括られる感じのものももっといっぱい書きたいんですが、いかんせん作風が地味極まりないので、今回シリーズ二冊目というような雰囲気でこの本が出るのが奇蹟みたいなものだよなあと思います。
自分でも大好きなこのお話が、こういうのを好きな方のところにできる限り届きますようにと祈りつつ、せめて宣伝頑張ります。
発売前後Twitterなどでも一生懸命お知らせすると思いますので、よかったら、拡散協力などしていただけますとさいわいでございます。
発売したら何かSSとかも書きたいな~。