耳栓がないと作業ができないのに猫に耳栓を盗まれる

2019年12月16日

今月はずっと同じフロアの部屋がリノベーション工事をしていたり、近くの道で昼と深夜に何かの工事をしているのでなかなかうるさいんだけど、そういう騒音がなくても、何かしら文章を書く時は耳栓をしないとうまく集中できない。

カフェや作業スペースなどで読書や作業すると適度なざわめきがあってちょうどいい時と、人の話し声や食器の当たる音が痛くて、まったくもって文字が追えない。

静かな部屋にいても静かなのが怖いのと、うるさい時は気にならないちょっとした物音でいちいち気がそがれるし、常に聞こえている「ジー」というか「キーン」という電子音のようなもので頭が痛くなってくる。

集中し始めれば全然気にならなくなるけど、調子が悪いとなかなか没入できずにイライラしてしまって、その辺に置いてある本とか読み始めてしまうので、強制的に耳栓で音を遮断して集中するトリガーとして使うようになった。

3M 耳栓　1100 （スリーエム 1100) 10ペア北米版

EAR

これがなかなか塩梅がよくて、十年くらい愛用し続けている。
音、もしくは静寂が辛くて作業に支障が出る感じの人は、耳栓おすすめですよ。
って言うまでもなくもしかしたら世界の常識なのかもしれないけど。

そういうわけで家で作業している時は大体こういう耳栓をしているんだけど、これ、黒い方のさび猫が大好きなんですよね…。
ずっと装着し続けていると耳が痛くなるので、休憩の時などはちょくちょく外して、ついうっかりケースに入れ忘れる時があり、そこをすかさず猫が狙ってくる。
あるいは限界まで作業していると、ケースに入れる余力もなく耳栓を外してその辺に置いたままベッドに入ってしまって、起きると綺麗に消え失せている。
もしくは耳栓を抜くことも忘れて横になっている時、猫がダイレクトに噛んで引っこ抜こうとしてくる。

もともと使い捨てのつもりで大量に購入してあるので別にいいんですけど、使い始めて数分で電話や宅配対応のために外した隙にどこかに持って行かれてしまうと、さすがにしょんぼりするよ。

掃除機を掛けるたびに、どこからともなくコロコロとオレンジ色の耳栓が出てくる。
ケースに入れない人間が悪いんですが。悪いんですが…「こんなにたくさんの耳栓、使い切れるだろうか」と思いつつAmazonで耳栓注文するの、何度目だろう。

でも耳栓で遊ぶ猫はめちゃくちゃ可愛いです。
爪でひっかけて、牙で噛んで、宙に放り投げ、それを掴もうと二本足で立ち、転がっていく耳栓を追いかけ、しっぽをまっすぐ立ててウキウキと部屋中駆け回る猫は本当に可愛いです。
だからいいんです。でもなるべくケースに入れるの忘れないで私。