ほぼ日手帳とかバレットジャーナルの話

昨日手帳の本の話を書いたついでに、来年の手帳の話。
今年の布陣はこんな感じです。
 

相変わらずほぼ日手帳です

今月頭に発売が始まってすぐに注文して、数日で届いた。
全部の手帳にジェットストリームがついてくるんですが、私はハイテックコレトを愛用していて差し替えてしまうので、ボールペンだけ人にあげてます。


ジェットストリームはジェットストリームですごく書きやすいし、自分で使いもするんですが、さすがに三本は使い切れぬ。

9月に来年の手帳ってずいぶん気が早いよな~と毎年思いますが、人気があるカバーは売り切れてしまうのだ。

weeksはMOTHER2


こーひーをのんでってください

どせいさんと、おまけのちいさいペーパーバッグと、ついでに赤い手帳バンド。
ねえ写真適当すぎない? トリミングとかしないの?

オリジナルもMOTHER2


Pixel Patterns。
もう一種類のと迷った。というかおととしのデザインが気に入ってるのでそっちをまた使ってもいいのではと相当悩んだんですが、来年のは来年ので好きな感じなので、物欲に従いました。

もういっこのデザインはこっち↓
3ばんめのばしょ(ミルキーウェル)。
声優の中村悠一さんが推してたやつ。

ガイドブックで中村さんが気に入ってるって書いてた2016年の「CAST」が私も好きなやつです。

今は文庫サイズのノートをとりあえず挟んでみているが、特に使ってはいない…ブックカバーにするにもいまいちサイズ合わないんだよな。

カズンは本体のみ

どうせ持ち歩かないし、MOTHER関係のカバーがなかったので剥き身なんですが、味気ないので適当にカバー作るかも。

オリジナルかカズンを買うと、三色のジェットストリームの他にくまの文鎮もついてくる。
かわいいんですが、机に置いたら秒で猫に攫われるのが目に見えてるのでしまったまま…。

三冊も買ってどうすんだとお思いでしょうが、大体こんな感じで使ってる

weeks

予定を書く用
持ち歩く用
年単位・月単位・週単位・日単位の予定をそれぞれのページに書き出す
いわゆるフューチャーログなんかもここに
予定をどう立てるか決める予定も書いてる

オリジナル

実際あったことの記録
予定は一切書かない
家に置きっぱなしだけど、書く時に邪魔になるのでチケット貼ったりマステで飾ったりはしない

カズン

仕事のメモ
独学で勉強してることがあるのでその記録

カズンは来年用のを久々に買ったので、今は別の手帳を使ってます。


おまえは一体何に合格したいというのか。
受験する学生さんとか、資格試験受けたい社会人にはすごくいい手帳です。多分。学生時代に欲しかった。
睡眠何時間、いつまでにどの単元まで、勉強に行き詰まった時の気分転換法、とかがいろいろ準備されているので、本当に必要な人にはすごく役立つと思う。
ゴールがある人向けの手帳なので、私のやってることとは噛み合わず仕方なく原稿の進捗管理用にしてみたら、それはそれでよかった。
※ただし執筆の効率は特に上がらなかった。

ついでに5年手帳もコツコツ使い続けている


これは猫記録と、同居人とも関わる家の記録を付けるのに大変便利です。
一時期猫に投薬していたので、表を作っておいて、何時にどの薬をあげたかっていうチェックにすごく役立った。
数日まとめて記録して、特別なこと(手術したとか体重増えたとか)がなければ書かない日もあります。

オリジナルとweeksの使い分け+バレットジャーナル『もどき』をやっています

以前はオリジナルのみ購入で、あんまり使いこなせてなかったんですが、

  • weeks→未来
  • オリジナル→過去

ってはっきり分けたら急に使えるようになりました。
一冊だけで予定と記録をまとめようとしていたのが駄目だったっぽい。
予定を書くだけ書いて忘れちゃうことあって意味がなかったのだ…。

バレットジャーナルだと予定も起こったこともデイリーログにまとめるから、わざわざ二冊に分けるのは邪道になってしまうと思うんですが、二冊使うことで思考を切り替える切っ掛けができたので、未だに何となく二冊使いになってます。
思考っていうか、時系列が混ざってるのが混乱の原因だったと悟った。「これからやること」「終わったこと」が同列に並んでると、私のポンコツな脳がうまく対処できないらしい。
あとオリジナルが重すぎて、持ち歩くならweeksがいいっていうのもあって、分けちゃっている。

アプリも活用しつつで

予定の管理については、「日時が決まっていて、アラート設定する必要があるもの」に関しては、ここ数年todoistで管理していたんですが。

iOS用、Android用、Windows用、Mac用、Chrom拡張、ブラウザ版あり
 
todoistは滅茶苦茶便利で、これでタスク管理(具体的には通院・服薬管理)が劇的にできるようになったので、予定とかポコッと頭から抜けちゃう私のようなタイプには激烈におすすめです。神アプリというやつです。
プレミアムの機能を使わないとtodoistの真価が発揮されないので、無料版もありますが課金前提のアプリだと思ってほしい感じ。
 

神アプリ使ってるのに紙の手帳も必要なの?

todoistがあまりに素晴らしいので、一時は「紙の手帳はもういらないのでは?」と思っていたんですが、昨日も書いたバレットジャーナルを知ったら、とりあず紙も持っておいた方がいいという結論になりました。
通院の予定ならはっきり日時が決まるけど、例えば「あの映画を観に行きたいけど、行ける日程がすぐには決まらない」っていう場合、「映画を観に行く」っていう予定だけをメモしておかないと、コロッと忘れてしまう。
(todoistでもそういう〆切のないメモは記録できるんだけど、私の場合、アラームつけてないメモはやっぱりコロッと忘れてしまう)
なので、「どの予定をtodoistに入れるか」もしくは「どの予定が自分にとっていつ必要なのか」というのを決めるために、紙の手帳が必要な感じです。
 
バレットジャーナルを実践するに当たっては「ノート一冊・ペン一本」あれば充分だと思うんでけども、私はどうも手帳を「作る」行為がめんどくさすぎてあるものを使った方が百倍気が楽なので、ほぼ日手帳でバレットジャーナルもどきを続けてます。
日常ではかなりうっかりミスが減って、これを学生時代に知っていればあんなに人生ハードモードではなかったのでは…と切なくなる。
おかげで日常生活を送るのが大分楽になりました。
「なるべくメモを取る」とか心懸けてはいたんですが、「取ったメモの使い方」を全然わかっていなかったのだ。可哀想に。
 
ほぼ日手帳を買い始めてから10年以上経つんですけど(たしか2005年くらいから買っている)、こんなにも毎日文字で埋まり、かつ生活に役立っているのは初めてですよ。
タスクが多すぎて管理できない人向けっていうより、意識が散漫で優先順位をつけたり、集中して何かを記憶しておくことが難しい人向けだなと思います。
バレットジャーナルを考案した人自身が発達障害だというので、なるほどなーと。
 
ただ、昨日も書いたけど、SNSで#バレットジャーナルで検索すると、8割くらい「いかに可愛く飾り立てるか」を競うような雰囲気になってしまっているので、タスク管理として興味持った方は最初に本を読んだ方がいいです。


このあたりが基本の説明書という感じ。
 
あとは和気文具さんのブログがわかりやすく見やすくてイメージ掴みやすい気がする。

バレットジャーナルと聞くと見た目が素敵な手作り手帳を思い浮かべるでしょうか?
本来バレットジャーナルは『ラピッドロギング』と呼ばれる使い方をベースとしたノート術なんですよ。
ラピッドロギング=迅速に記録する
様々なことを端的に箇条書き。
それらをKEYアイコンをつけて消化していきます。

そうそうそうそう。

ラピッドロギングについてもわかりやすく書いてある。
 
TwitterとかInstagramで色とりどりのマステとかカラフルなペンとかで作られた手帳をワーッと見たら、私と同じタイプの人は「見る分にはすごくかわいいけど、自分でやるには面倒くさい、無理」って思って敬遠してしまう気がして勿体ない。
別に一から自分で作らなくても、私みたいに既存の手帳を使ったり、それこそロイヒトトゥルム1917を使ったりすれば手間はないし、飾ったり色を付けたり絵を描いたりする必要は一切ないので、そこは声を高めにして言っておきたい。一般的な大学ノートで充分なのだ。

しかし私は「インデックスを作る」というところがすでに駄目だったため、推奨されてるやり方すべてを実践することができず、マンスリーログ・デイリーログ・ウイークリーログをほぼ日手帳を使って記録してるくらいなので、バレットジャーナル「もどき」です。
自由度が高すぎても逆に萎縮してしまうので、最初から月なり週なり日なりで区切られれてるやつの方が落ち着く…。

手帳をうまく使えなかった時って、「こうしなければいけない」っていう方法を探っていたからだったので、本に書いてある通りのやり方じゃなくて我流でいいよなと思っている。
試行錯誤しつつ、バレットジャーナルって、自分が昔から「どうにかうまくメモを取って日常生活をスムーズに送ろう」と足掻いてきた中で、ちょっとずつ「こうしたらいいのかも」って思いつきながらもうまく運用できずにいた複数の方法を、うまいこと繋ぎ合わせている感じだなと最近気付いた。
「ノート一冊に全部まとめる」「付箋で管理する」「色分けする」「タスクをすべて書き出す」とかいろんな手帳術ノート術があって、どれも気になったのに継続して使いこなせなかったのが、その中の気になった部分が抽出されて、私のような小さいキャパシティの持ち主でも日常の中で塩梅よく回していけるようになっている。
というか、以前と同じことをやってるのに、「なぜ・何のためにそれをしているのか」という意識が急に明瞭になった感じがする。

「買い忘れがないように紙に必要なものを書き出す」というのはみんな当たり前にやることだと思うんですけど、私は「そもそもリストに必要なものが書けない」「書いたのにリストを持っていき忘れる」「リストを持っていっても見ないので書き出したものを買えない」というような、おまえ本当に大丈夫か…と自分でも不安になるような失敗ばかりで買い物ひとつろくにできなかったんですよ。え、ほんとに大丈夫…? 書いてて怖くなってきた。
大丈夫です。生き辛いけどちゃんと生きてます。

最近は必要なものをちゃんと買えるようになった大躍進の年です。
あと必要のないものをそこそこ諦められるようにもなってきた。
病院の予約をうっかり忘れて時間が過ぎてから気づき、薬が切れて苦労することもなくなった。
これ小学生の頃からできていたら、あんなに大人に怒られたり周りに呆れられたり諦められたりせずにすんだのに。すんだのに…!!

普通の人なら簡単にできることでも、私にとってはとても困難…ということが日常生活の中で非常に多いので、それがちょっとでも解消できてる手応えがあるのが、ほんとに嬉しいのです。
このまま活用し続けたい。

手帳,文房具

Posted by eleki